冥王星Ｏ ヴァイオリンのＶ

魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV (講談社ノベルス)

「俺は【冥王星Ｏ】。そう言ったはずだ。それ以外の名前や肩書きは無い」

謎の作家・越前魔太郎による【冥王星Ｏ】シリーズ、第一弾。
幼い頃に見た妖しげな者達が奏でる人体楽器が忘れられない「俺」は、大人になりフリーライターとして働く中で、その憧れ続けた人体楽器へと辿り着く手がかりを見出すが―――。
面白かったです。人体楽器の描写のフェチっぷりとか、ジョジョっぽい能力バトルとか、最高。
どうやらこのシリーズは一冊ずつ別の作家が書いているようですが、これを書いているのは十中八九、乙一で間違いありません。かなと漢字の割合の独特さが目立ち、隠す気ねーだろ、という感じです。