TrashyHeaven’sDiary

主に読書記録とか

2013年まとめ

前は毎日ブログとかつけてた(主に本の感想とか)のに、就活ぐらいからめっきりこういう文章を書く意欲が減退して今に至るわけですが、それでも年に一回ぐらい何か書いてもいいんじゃないかと思いましたとか、そんな感じ。

お酒飲んでるのでテキトー。

あ、今年を振り返るとは言っても、今年自分に起こった出来事を振り返る気は毛頭ないです。
オタク的な意味で振り返るだけです。
備忘録というか、今年こんなん見たり読んだりしてたよ的な。

でも、それが一番、なんというか「健在ですよ」って伝わる気がする。

長いので、ごゆるりと。


【本】

今年読んだ本は、これだけは未だにつけてる読書記録によると、漫画121冊、小説(等)55冊でした。

ちょっと積読崩したよ! やったね!

もうなんか本棚がオーバーフローなんで電子書籍に手を出そうかと思っている昨今。キンドル・・・


【漫画】

漫画は、文庫化を待とうかと思っていたスティール・ボール・ランジョジョリオンを夏にまとめ買いしたのが大きいですね。SBR一気読みはすごい楽しかった。

以下、思いつくままに。

水谷フーカ『満ちても欠けても』が、ラジオ局を舞台にした恋愛もの?で、面白かったです。雰囲気がすごくいイイ。「悪い人」がいないのがイイですね。でも、ラジオ好きだったので贔屓目かも。
同じ作者の、こっちは雑誌(楽園)で追ってる『14歳の恋』もいいです。「大人っぽい」という評価を受けている2人の14歳の恋愛ものなんですが、表情・挙動がすごく可愛い。

同じ少女漫画系統だと、中村明日美子『君曜日』も良かった。中村明日美子はダーク系からほんわかしたヤツまで作風広くてすげえなあと思います。これはほんわか系。電車好きの女の子の話。中村さんは作者買いするとうっかりBLの可能性があるのが難点ですが。そこ行くと、ペンネーム分けてくれてる作家さんは親切ですね。

恋愛系だと、こっちはあからさまに男性向け系統ですが、今年はきづきあきら+サトウナンキがラッシュでした。オタクの恋愛トラウマを抉りまくる『メイド諸君』新装版、SMっぽい『コバちゃん開発日誌』、アイドルものの『なまいきクラスメイト』、かなり倒錯した『僕』の最終巻に、今佳境の『バター猫のパラドクス』あたり。この中だと、『メイド諸君』と『バター猫』がオススメです。
この作者でホントに読んで欲しいのは『ヨイコノミライ』なんですが、これは劇薬ですので、読んで死にたくなっても責任は負わないよ、と。
とりあえず、「メイド諸君」読んで死にたくなるといいと思います。・・・あれ?

劇薬といえばシギサワカヤ『ヴァーチャル・レッド』の最終巻が出ました。同人誌版から追い続け、ようやくですよ!
この『ヴァーチャル・レッド』は、変えられない過去を脳内でシミュレートしまくって相手の気持ちや自分の気持ちをトレースして考えて考えて考えていたら何が本当で何が嘘で何が想像なんだかよくわからなくなった、という感じの話です。ざっくり言うと「後悔」の話。
読むと脳内ぐちゃぐちゃになりますが、シギサワさんはギャグセンスも素晴らしいので、ところどころ笑わせてくれたりもしますよ。


がらっと変えて少年漫画系。今年のオススメは以下3作! 絶対面白いよ! あと、上に紹介したあたりと違って鬱にはならないよ、だいじょーぶ。

その1! 小川麻衣子『ひとりぼっちの地球侵略』
高校に入学した主人公の前に現れた先輩美少女宇宙人と一緒に地球侵略!
絵がキレイ&可愛い、ヒロインが先輩、SF、宇宙人とのバトルから学園祭まで盛り沢山!
まだ4巻が出たばかりなので、追いつくなら今。


その2! 神海英雄『SOUL CATCHER(S)
地球を覆うデカさの羽が主人公の背中から出現するという衝撃の最終回だった『ライトウィング』の作者がジャンプに帰ってきた! 今度は吹奏楽マンガ!
心が見える主人公が指揮者として吹奏楽部をまとめていく、という話なんですが、とにかく展開がアツい!のと、演出が素晴らしい!のと展開がスピーディーなのがいいですね。
心が見える→心の機雷が爆発する、心の植物が育って騎士が出現する、とか、ちょっと尋常じゃないです。何言ってるかわからないと思うがそのとおりなんだ・・・。
熱狂的なファンが多いので、ニコ動にMADとかもありますので、気なれば御覧ください。
しばらく打ち切られなさそうなのでホッとしてます。今一番応援したい・布教したいマンガ。


その3! 今年の大本命、大暮維人舞城王太郎バイオーグ・トリニティ』!
メフィスト賞(ミステリ)でデビューし、その後、芥川賞(純文学)の候補になること数回、という意味わからん経歴の舞城に、超絶画力でお馴染み、大暮維人の組み合わせ。面白くないわけがない。今まで薦めた人は軒並み面白いという感想でしたので、皆さん是非。
話の大枠は、能力バトル+恋愛、でしょうか。手のひらに空いた穴からモノを吸収して融合できるという病気「バイオ・バグ」が広まった世界が舞台。クモと融合とか、ハサミと融合とか、バイクと融合とかあります。絵も話もすごくイイですよ!


【小説・エッセイなど】

今年一番最初に書いた本の感想が藤八くんの『星とハチミツの存在証明』でした。あれってまだ今年だったのか。草葉の陰からそっと応援してますので頑張ってほしいものです。彼に限らず。

今後ヒットしそうなのは似鳥鶏。ミステリです。
来年から『戦力外捜査官』のドラマがスタートだし、デビューシリーズの「にわか高校生探偵」シリーズも好調、今年2冊めが出た動物園ものの『ダチョウは軽車両に該当します』も面白かったし、パティシエが主人公の『お召し上がりは容疑者から』も良かったです。
この作者の特徴は、終始コミカルな雰囲気を崩さないことでしょうか。中にはシリアスな事件もあったりするのですが、どの作品も根底にはコミカルさがあって、「楽しく読める」作家です。

シリーズ物の一気読みを結構やっていて、竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム』、三上延『偽りのドラグーン』、はやみねかおる『少年名探偵虹北恭助』、機本伸司『穂瑞沙羅華の課外活動』あたりです。

今、アニメもやってる『ゴールデンタイム』は『とらドラ!』の作者の大学もの。もうなんか大学に戻りたい感がパない。というか、これ読んで、意外と「ああ、こんなんあったな」みたいのが有り(フラれた友達の為に飲み会とか、みんなの居る前で告白しちゃう奴とか)、なんかすげえなと思いました(雑)

『偽りのドラグーン』は『ビブリア古書堂の事件手帖』の作者の過去作。簡単にいうと、竜騎士版ハリポタ+偽王子もの、です。地味だけど丁寧な作劇が作者の持ち味・・・なので、ラノベで大ヒットはなかったんだろうなぁ。

『少年名探偵虹北恭助』はジュブナイルミステリ、『穂瑞沙羅華の課外活動』は映画とかマンガにもなった『神様のパズル』から連なる地に足の着いたSFシリーズです。


新人だと電撃金賞の柳田狐狗狸『エーコと【トオル】と部活の時間。』が良かったです。ひねくれ少女と喋る人体模型のコンビのライトミステリー。

あとは、今更読んで人に勧めるのもおこがましいですが、内戦と紛争を操る黒幕が居るのではないか、という導入の近未来ハードSF、伊藤計劃虐殺器官』がスゴかったです。もっと早く読めばよかった。


あとは(2回め)、なぜだか椎名誠を読み返したりしていました。昔から読んでいるので、この人の文章は落ち着く。


【アニメとか映像系】

昨年末にハードディスクレコーダーを買い、それから夕飯食べながらアニメ、が習慣化しています。アニメ以外もたまにみるよ、うん。

以下、備忘録的な感じ。

冬は、ジョジョ琴浦さんみなみけ、まおゆう。まおゆうは、放送地域じゃなくてニコ動で見てたけど途中で諦めた。ウェブ漫画から読んでた琴浦さんがアニメ化したのが驚きでした。

春は、レールガン、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている、進撃の巨人ガルガンティアデビサバ2、ヴァルヴレイヴ、マジェプリ、ニャル子。
見過ぎ。正直追えてなかった。ヴァルヴレイヴはオープニング(T.M.Revolution×水樹奈々)の為に見はじめたけど超展開の連続で今やってる2期も含めて色んな意味で楽しんでる。
巨人は飯食いながら見るもんじゃない、という理由で途中で諦めた。
意外とマジェプリが楽しかった。ゲーム出るらしいけど、ハードはなんなんだろう・・・

夏は、ロンパ、ラブラボ、サーバントサービス、わたモテ、げんしけん
ラブラボと、買おうかちょっと迷っている『僕らはみんな河合荘』の作者が同じだって最近知ってびっくりした。

秋(現在)は、ゴールデンタイム、サムライフラメンコホワイトアルバム2、弱虫ペダル、ヴァルヴレイヴ、キルラキルガリレイドンナ
キルラキルのOP歌ってる藍井エイルにちょっとハマってる。そもそも、DOD3の主題歌が藍井エイルに→どんな感じか気になってMV見る→ツタヤでCD借りる→キルラキル始まる、だったので、なんというか下地ができてた。「シリウス」・「サンビカ」をDL販売から買ったんだけれど、音楽をダウンロード販売で買うときに歌詞データつけてほしいってのは我儘なんですかねぇ。超不満なんですが。
話を戻して、ホワイトアルバム2が、あんまり期待しないでなんとなく見てたら、最近面白くて(決して「楽しくて」ではない)仕方ないんですが、ゲームやるべきか。PS3版の中古をこないだ店で見かけたんですが、まだ高かったので、アニメのほとぼりがさめて値が下がったら手を出そうかなぁ。
あと、弱虫ペダルが予想以上に面白い。3クールもやるらしいので、今後も楽しみ。


アニメ以外に、大河ドラマを見てました。八重の桜。折角レコーダー買ったので、今まで一年通して見たことなかった大河を見てみようかと。NHKに金払ってるし。
いや、日本のジャンヌ・ダルクとかいわれたらちょっと興味出るじゃないですかー。だってジャンヌ・ダルクと言ったら巴御前と並ぶ歴史上の萌えキャラですよ?
会津戦争までは間違いなく面白かったんですけど、後半、同志社立ち上げてどうたらあたりからマンネリ化が激しくて、終わりの方は正直流し見でした。

NHKに金払ってるシリーズ(?)だと『大科学実験』っていう番組が面白いです。小さい科学実験ですむところを、やたらと規模とお金をかけて実証するという短い番組です。

【映画】

新海誠の『言の葉の庭』のDVD買いました。ヒロインがミステリアス系お姉さんです。素敵ですね。見るときはチョコレートと金麦と「明日が仕事じゃないこと」が絶対条件。翌日仕事の日に見たらアカンです。いや、ハッピーエンドなんだけれど、仕事に行く気力は間違いなくゼロになる。

風立ちぬ』・『かぐや姫の物語』のジブリ2作見ました。『風立ちぬ』は「オタク男の(ある意味)理想の人生」って感じだった気がする。『かぐや姫』は定番でも表現に凝るとすげえんだなぁ、という。

『清州会議』はさすが三谷幸喜で、面白かった。あと、今まで見た剛力彩芽の中で、唯一役にあってると思いました。auのCMですら、なんか存在に違和感があるのに、清州会議の松姫は違和感無かった。

あとは『パシフィック・リム』も良かったですね。ロボVS怪獣、という王道。


【ゲーム】

ちょっと書くの疲れてきたけど、あとゲームの話だけ書きたい。

PSP

デジモンアドベンチャー
 昔なつかしの初代アニメ(いわゆるゼロワン、あるいは無印)の内容を完全ゲーム化という内容。ちょっと詰め込み過ぎな感はあるものの、ホントに全エピソードが入っていて、思い出補正的な意味で楽しかったです。戦闘とかシステム面も大きな不満は無し。ただ、ボスの強さのバランスをHPでとってたのだけ、どうにかして欲しかった。ラスボスとか隠しボスとか、戦闘に時間かかりすぎ。

戦律のストラタス
 ロボット系SFアクション。中古で投げ売りされているんですが、隠れた名作だと思います。アクションの難易度がちょい高めですが、トライアンドエラーしたら2・3回でクリアできるので、むしろちょうどいい感じ。初見クリアできるものは逆につまらん。
 アニメっぽい構成(1話ごとに区切りがあって、OP・EDが流れる)で、ストーリーもガンガン進んでいくのも良かったです。

ワイルドアームズ クロスファイア
 シミュレーションRPG。途中で放置中。俺が求めるSRPGの楽しさじゃない。ストーリーはともかく、システム面で不備がありすぎてやってらんないレベル。

エレメンタルモンスター
 800円でDLできるタワーディフェンスゲーム。単純なんだけど結構楽しい。800円分以上は確実に遊べる感じ。この、「頭使って自分の作戦で勝つ」のがゲームの楽しさだと思う。

流行り神
 ADV。途中で放置中。前から探してて、ようやく買えたんですが・・・。1・2の重要キャラ、人見先生と霧崎兄さん(と、ゆうか)の出番が大幅に少なくなり、延々出張ってくるのが、ウザさが鰻登りな、かごめ警部、というのが、すげー勢いでやる気を削ぐ。うーん、シリーズ最終作だし、クリアする気はあるので、ゆっくりやりたい。

・とともの3
 とにかく久しぶりにダンジョンRPGがやりたいんだ!という衝動に駆られて勢いで購入。勢いは良くないと思いました。ストーリーに緊張感がないのはそういう世界観だからいい、でも戦闘にもダンジョン攻略にも緊張感がないのはダンジョンRPGとしてダメすぎる。


PS3
 今更PS3買いました。

・ラスト・オブ・アス
 超面白かった。オススメ。ゾンビ系TPS。おっさんが女の子を守ってゾンビと悪意ある人間と闘いながら目的地を目指していくという、ロードムービーっぽいストーリー。
 主人公はゾンビが最初に発生した頃に娘を亡くしていて、成り行きで守ることになったゾンビ耐性がある女の子に、娘の姿を重ねてるのが泣ける。
 廃墟の中を進んでいくんですが、廃墟のグラフィックが良くて、それだけでも一見の価値あり。
 エンディング後は、一本のいい映画を見たような満足感でした。

地球防衛軍
 説明不要。ノーマルはクリア。インフェルノは10%ちょいぐらい。
 ネット通じて皆とわいわいゲームできるのが楽しい。

ジョジョASB
 グラフィックとネタは最高。格ゲーとしては平均ちょい下回る出来栄え。期待値が高かった裏返しで酷評の嵐でしたが、ジョジョファンなら、ある程度は遊べると思います。
 せめてネット対戦が1対1オンリーじゃなくて、ルームと観戦機能があれば・・・

・パペッティア
 人形劇っぽいACT。コツコツ進めてる。楽しい。

・ドラッグ・オン・ドラグーン3
 現在メインでプレイ中。1・2と鬱ゲーだったのが、なんか吹っ切れてシモネタと謎のハイテンションが降臨している。でも、どっかで鬱ゲーに逆戻りしそうな雰囲気はある。
 システムは2より1に近い感じで、ストーリーだけじゃなく、システムさえ黒歴史にされた2はもうどうしたらいいんでしょうね。
 カメラワークが若干残念なのもいつものDOD



―――――と、そんな感じで2013年を振り返ってみましたよ!

合計6000字オーバーの長文乱文失礼。ところで、どんな文章も文字数計測しちゃうのはなんかもう病気だよね?

今年はこんな感じでした。多分来年もこんな感じです。

ではでは、良いお年を。