- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/12/25
- メディア: 文庫
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「夢は覚めても、物語は残るの」
“文学少女”シリーズ特別編。2巻と3巻を繋ぐ夏の思い出にして、最終巻へのプロローグ。
姫倉一族の跡取り娘・麻貴に連れてこられた別荘にはなにやら因縁があり、役者が揃った舞台では、80年前の惨劇の再演が始まろうとする―――。
2巻と3巻の間の話なので、心葉の心がまだ解けきっていません。けれど、それだからこそ、心葉にとって特別なのは遠子先輩だけで、そんな2人の覚束無い交流が、次の巻で物語に幕が引かれてしまう事を知っている読者としては、温かくも切ないです。