“文学少女”の追想画廊

“文学少女”の追想画廊

「追いかけちゃいけないと……彼は、思ったんだ」

書き下ろしショート・ストーリーも収録した、“文学少女”の画集。
素晴らしい出来でした。一枚一枚のイラストから、読んできた物語、登場人物が、浮かび上がる。初見のとき、遠子先輩の後姿には、不覚にも泣きそうに。
物語とイラストが密接に絡み合っているライトノベルというものの良さを、改めて感じました。どちらかが、どちらかのオマケなんかじゃなく、絵にも文にも力があって、それが結びつくからこそ素晴らしい。
書き下ろしSSも最高で、ファンなら絶対に買いです。ぱらぱら眺める時のBGMは奥華子“変わらないもの”で。あと、超初期ラフの若干ワイルドな遠子先輩がツボｗ　さて、大きい版型のこいつを収納する場所を作らなければ……