TrashyHeaven’sDiary

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木曜日のフルット 10

 

・RE:BEL ROBOTICA 0
・RE:BEL ROBOTICA

作中のMR(メタリアリティ)やAIレコ(AIによる個人の細かな行動に対するレコメンド)や、ミュート(MRの使用者が特定の情報や人物を関知しないで済むようなるシステム)は、なんだかそのうち現実世界でも実現しそう。


ポロック生命体

これからAIはたくさんの創作をするでしょう。いつかある部分では私たちの能力を超えるときもくるでしょう。それでも私たちがAIと共存するためには、AIを一かゼロかで判断してはいけないのです。なぜならときにAIは、私たち以上に”人間らしい”かもしれないのですから。

絵画を描く、小説を書く、将棋を指す―――それらをこなすAIと、人間との関係性に主題を置いた短編集。表題作でもある「ポロック生命体」は故人である画家そっくりの作品をつくるAIが登場する、あまりにも「今」の小説。これを2019年に書いてるの予言の書かよ、って感じである。

少々ネタバレになるが、作中終盤で、絵を描くAIが1年後にオープンソースとして全世界に公開される、という展開が有る。

現実世界では、作中で衝撃的なものとして描かれるここがスタート地点。果たしてどんな未来になるのやら……

stable diffusionで作成