ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ２

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (2) (角川コミックス・エース 114-4)

途中で色々諦める　それが一番まっとうなやり方なんだ　だけど

この世の中には色々理不尽なことがあって、哀しいことは絶えなくて、なのにそれなのに、目に見える敵なんて、いない。フィクションの中のような、わかりやすいトラウマと敵対して戦っていける人間なんて一握りで、大半は、理不尽から目を背けて「悲しいことなんてなんにもないんだぜ」ってバカみたいに笑っているか、それか、見えない敵と戦おうとして彷徨い続けるだけで。
だから、チェーンソー男と出会った絵理は不幸だけれど、陽介から見れば憧れとなる。チェーンソー男は漸く見つけた敵で、敵だからこそ救世主たり得るのだ。

とても素晴らしいコミカライズでした。