パンドラVol.1 SIDE―B 感想その１

パンドラVol.1 SIDEーB

やっと半分くらい。読みおわんねー！！　つーか、厚過ぎですよ。あまりにも重いので、普段なら絶対しない「机に本を置いて読む」という読書姿勢を強要されています。手に持って読んだら、筋トレになりますってば。あと見開きのイラストが歪む（しっかり見開こうとすると、背が割れる）ってのもうどうかと思う。
以下、小説のみ短文感想。
・『真庭語』
　バトルものじゃねーのかよ！と。なんだか手慰みで書いたような印象。
　とりあえず、思春期でもなけりゃ自意識を扱ってもいないですよ。西尾維新が人気があるのは知っているし、僕も大好きなんだけれど、雑誌のコンセプトについて流水大賞の選考座談会で散々言っている手前、これを巻頭に持ってきてしまってはいけないと思う。
　これ、十二頭領の全員分を書き下ろして書籍化かなぁ。
・『エレGY』
　フリーゲームのサイト「アンディー・メンテ」のことは以前から知っていて、ゲームも幾つかやったことがあります。独特な、と言うかわけのわからん世界観を持ってる人だな、と思ってはいましたが、まさかその人が書いた小説を読む日が来るとは。
　みんな、病んでいる女の子が好きですね。それとも、これくらいの病みは許容できて可愛いと思えるぐらいに、みんな病んでいるんでしょうか。
　この１作で小説家としての判断は不可。「人は誰しも一生に一度は傑作小説を書ける。自分の人生を書けばいい」*1ってね。
・『吐田君に言わせるとこの世界は』
　面白かった。流されまくる吐田君に妙に共感できる。
　『NHKにようこそ！』を３回転くらい捻った感じだろうか。

*1:こんな雰囲気の格言っぽいのがあるハズなのだけれど、誰が言ったのか軽くググっても出なかった……。誰か知りませんかー