今年、僕が読んだ本の中で特に面白かったものをリストアップ。極々私的なものなので、今年出版された本じゃなく、あくまで、僕が今年読んだ本ってことで。
シリーズはまとめて一つとして扱います。
小説
■マルドゥック・ヴェロシティ 冲方丁
SF。バトル系。出たのは去年。文章表現があまりにも独特すぎるけれど、慣れるとそれがスピード感を生み出して不思議な読後感をくれます。
■刀語 西尾維新
1ヶ月に1冊で12冊完結。もうなんていうか、1年間お疲れ様でした的な。ホントの意味で、この1年を象徴する本かも。
■れんげ野原のまんなかで 森谷明子
出たのは2,3年前。図書館を舞台にした日常系ミステリで、まったりした雰囲気が素敵な作品でした。
■夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
出たのは去年末。今年はもう、世間的に見ても、モリミーブレイク元年と言っても過言ではないでしょう。モリミーは、単純に圧倒的に面白くて、大好きです。
■“文学少女"シリーズ 野村美月
あまりにも好き過ぎてゆっくり読めるときに読もうなどと思っていたら、積みが増えてしまいました。ラノベで真っ当にミステリしてるのと、あと遠子先輩が素敵とかそんな感じ。
■灰色のダイエットコカコーラ 佐藤友哉
ユヤタンの数年越しの作品。文句なし傑作。サイン会に行ったので、僕が持ってるのはサイン本です。
別作品ですが三島由紀夫賞取ったりと、この人もさらに知名度を増やしそう。
■赤朽葉家の伝説
■青年のための読書クラブ 桜庭一樹
両方とも、時間の流れを意識した傑作ミステリ。のめりこんで一気読みしました。赤朽葉なんか、結構分厚いのですが。
面白い作品を量産してくれるのは凄く嬉しいのですが、ラノベで放置してるシリーズの続きを……。
■付喪堂骨董店 御堂彰彦
地味に(失礼)面白い伝奇シリーズ。派手さはあんまりないのだけれど、そこも良い。
■女王国の城 有栖川有栖
ミステリ。有栖川作品で、腐女子に人気がないほうの江神シリーズ。極厚。久しぶりすぎて不安だったけれど、物凄く面白かった。続きは何年後かなぁ…?
■The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day 乙一
乙一のジョジョノベライズ。5年かけただけあって、出来は折り紙つき。
荷をおろしたところで、新作にも期待。
■・番外。
・日本探偵小説全集6 小栗虫太郎集
「黒死館殺人事件」は本当に辛かった。いろんな意味でとんでもなさ過ぎる。来年は日本三大ミステリ、最後の一冊「ドグラ・マグラ」にチャレンジする予定。
漫画
■ヨイコノミライ きづきあきら
僕のような、創作活動してるオタクが読むと死にたくなるほどにイタイ漫画。面白いけど、人に勧めたい感じではない。
■学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD
学園とか言いつつ、1巻の終わりには学園を脱出するゾンビ漫画。皇国の守護者のひとが原作で、(多分)エロ漫画出身の人が作画。内容は凄く面白いですが、エログロ。読む人を選ぶ。
■黒博物館スプリンガルド 藤田和日郎
一巻完結の漫画として、素晴らしい完成度。とってもシリーズ化して欲しい。
■九月病 シギサワカヤ
兄妹の禁断の恋とかオフィスラブとかそんな話。いろいろ入り組んでる。あと柿納豆カレーとか納豆&トロピカルフルーツカレーとか。
海老沢さんという名のとんでもない姐御が出てくる。素敵。
■トムソーヤ 高橋しん
『トムソーヤの冒険』を下敷きにしたひと夏の物語。 少年と、大人になれない女子大生のボーイミーツガール。
■イエスタデイをうたって 冬目景
今年5巻がでましたが、6巻は何年後かなぁ……(さっきからこんなのばっかりだ!)
■さよなら絶望先生 久米田康治
アニメ化して萌え寄せが入ったんじゃないかと時々思う。アニメの二期も楽しみです。