オーバー・ザ・ホライズン

オーバー・ザ・ホライズン―僕は猫と空を行く (電撃文庫)

「飛行機に乗りたいのか」

　飛行機と少年と少女と猫の話。飛行機乗りにあこがれる整備士の少年の元に国境警備隊からの怪しげな誘いを携えた少女が現れて……。
　飛行機＋ボーイミーツガール、ということで、どうも脳内で終始『アリソン』と比べてしまっていました。アレはかなりの傑作なので、比較するとどうしてもこちらが見劣りしてしまいます。
　人語を解す猫との軽口の応酬はよかったです。イワノフ欲しい。喋る猫を条件反射的に可愛いと思うのは、脳内にセーレム（＠サブリナ）が強烈に刷り込まれているからでしょうか。