GOSICKs〈3〉ゴシックエス・秋の花の思い出 (富士見ミステリー文庫)
- 作者: 桜庭一樹,武田日向
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/04
- メディア: 文庫
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「いや、喜んでくれてぼくもうれしいよ。えっ……いま、たわけって言った? それぼくのこと?」
絶好調な桜庭一樹の、今や看板とも言えるシリーズの最新刊。短編集なので基本的に平穏です。
一弥が届ける、美しい花に艶やかに彩られた様々な国の物語。そして、そこにある“カオス”を見出し、再構成するヴィクトリカ。そんな話を5話収録。毎度のコトながら、ミステリというよりか、もはや単なる一発ネタ。いや、面白いから良いんだけどね。間違ってもゴシックシリーズの帯に“推理作家協会賞受賞作家の人気シリーズ!!”なんて書けないなぁ、というお話。
ところで、アブリルさんが毎回毎回報われなさ過ぎて可哀想なんですが、最後の展開から見るに、今後はメインストーリーに絡むのだろうか。