TrashyHeaven’sDiary

主に読書記録とか

イカロスの誕生日

イカロスの誕生日 (ソノラマ文庫)

イカロスの誕生日 (ソノラマ文庫)

「しぶとすぎるんだよ、てめーは!」
「あんたこそ! 今までよく生きてたわね!」

翼を持つ人間・イカロスが存在する日本。イカロスの少女・自在はるかの生活は、ある日一変する。社会がイカロスを不穏分子とみなし、弾圧を始めたのだ。今までの生活から追われたイカロスたちは団結をはじめるが―――。大空への尽きること無いロマンチシズムを秘めた一冊。
やっぱり小川一水は好きです。不覚にも涙腺がゆるみそうになりました。ラストの展開が素敵過ぎる。「誰かが死ぬ」とかのネガティヴな方向性じゃないポジティヴな感動を与えてくれる作品ていうのは最高のものだと思います。