TrashyHeaven’sDiary

主に読書記録とか

星虫

星虫 (ソノラマ文庫)

星虫 (ソノラマ文庫)

「この子は――星虫は、宇宙に帰りたいだけなの」

突如として宇宙から飛来した“星虫”は人間の額に吸着し、宿主の感覚を増大させた。宇宙飛行士を目指す高校生・氷室友美をはじめ、人々は星虫に夢中になったが、やがて、星虫は変化を始めて――――。
ラノベの解説本等への登場頻度が高い(と、個人的に記憶している。もしかしたら某大○望が勧めていただけかも)、傑作と歌われるジュヴナイルSF。今は無き朝日ソノラマ文庫のため、入手困難かもしれません*1。僕は、朝日ソノラマ倒産の際に、ぎりぎりで入手。
確かに、傑作とされるだけはある、素晴らしい作品でした。『たったひとつの冴えたやりかた』をグッと身近にした感じと言えば、大概判ってもらえると思います。これはどこかが復刊すべきシロモノ。

*1:アマゾンで定価4倍ほどの古書価格が! まぁ、あそこの古書価格はあんまりあてになりませんが