TrashyHeaven’sDiary

主に読書記録とか

太陽の塔

太陽の塔

太陽の塔

何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。

日本ファンタジーノベル大賞受賞作。この賞の常として、正統派ファンタジーではないし、それどころか、8割方ファンタジー要素は無い。
滝本竜彦を端正にした感じ、とでも言うか。京都のダメダメ大学生の失恋”後”の話である。妄想の渦に飲み込まれる。
今月文庫化されるのを知らずに先月ハードカバーで買ってしまって泣くに泣けない……。