- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (125件) を見る
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (87件) を見る
「あれがあたしたちの街よ。もうすぐ森に沈むわ」
炭素経済に移行した未来、地球温暖化の阻止のため、超巨大積層都市に首都機能の全てを移動させた東京。その積層都市“アトラス”に上れず、改造植物による早急な緑化によって生活が阻害される地上では難民達が苦汁を嘗めさせられていた……。反政府ゲリラの総統たる少女・國子とその仲間である人間を超越した身体能力のニューハーフ・モモコ、アトラス上層で日陰に暮らす少女・美邦と女医・小夜子、炭素経済の穴をついたシステムを構築した幼女・香凛、軍属の青年・草薙など、一癖も二癖もある面々が縦横無尽に駆け回るSFファンタジィ。
世界観からキャラクターまで、とにかく“濃い”という印象でした。設定を飲み込んで、その濃厚な異未来・東京に飲み込まれていくほどに、どんどん面白くなっていきました。最後までどう転ぶかわからない物語構成も魅力です。
が、これのアニメ化は無謀すぎるだろ……