TrashyHeaven’sDiary

主に読書記録とか

本当はちがうんだ日記

本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)

本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)

以前、雑誌の取材で好きな女性のタイプを訊かれて、「山で熊に襲われたときに僕を守って戦ってくれるひと」と答えたら絶句された。

「本当は違うんだ。本当はもっと素敵な人間のはずなんだ」と、つぶやき続ける、笑えて考えさせられる自意識過剰系エッセイ哲学風味。筆者は歌人
40代のおじさんが書いているエッセイなのですけれど、書いていること―――自意識と戦う様子、うじうじする、誰にも理解できない行動をとる―――に対して、とても感情移入できる。だって、たぶん、すごく近い種類の人間だから。現実圧が、僕らを攻め立てるのだ。