ファウスト Vol.7 (2008 SUMMER) (7) (講談社MOOK) (講談社 Mook)
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/08
- メディア: ムック
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西尾維新『新本格魔法少女りすか』
「で、でもこの格好……なんだか頭からっぽのぱっぱらぱーみたいで恥ずかしいの……」
前回の曳きなんてさっぱりすっかり忘れていましたよ。なるほど、魔法「少女」というわけか、と。最後の彼の登場は意外でした。
特集・東浩紀
翻訳されるとは、凄い。現状の、特異なオタクという種族はどこかでマジョリティに転換するか、あるいは消えてなくなるのではないかと個人的には思う。
錦メガネ『コンバージョン・ブルー』
このシリーズは基本的に好きなのだけれど、今回はイマイチ。というのも、一番メインの出来事の中であまりにも当事者達がバカすぎる。堕胎の話をしたかったのはわかるけど……。しかしこれ、一冊にまとまるのはいつのことやら。
筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』
「わたしはずっと前、ちっちゃな頃から、宇宙人だの未来人だのが、わたしの前にあらわれてくれることを待ち望んでいたような気がするの」
ラノベってか、エロコメSF? ラノベの範疇に含めるにしてもどう考えても異端。明らかにハルヒを意識した台詞があって、2年前に予告どおりに出ていたら、もっと物議をかもし出したんではと思う。
小柳粒男『シャカイに降り立つおかっぱ頭』
なんか気持ち悪い。『くうそうノンフィク日和』のほうがまだマシ。そもそも、『くうそうノンフィク日和』を読んでいなきゃわからない作品なのだから、いくら読者層が被っているとは言え、これはパンドラに載せるべきだったと思う。
北山猛邦『磔アリエッタ』
「事件は終わりました。もうここにわたしの居場所はありません」
転校生探偵・綿里外シリーズ(と、今勝手に名付けてみた)の3作目。今回も良かったです。トリックも勿論良いのだけど、北山作品に漂う、この独特の雰囲気が堪らない。このシリーズ大好きなので、早いとこ1冊にまとめて欲しい。
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コミックは略。TAGUROさんはもう描かないのかなぁ…。
ところで、vol.8 の告知が出ていて、それに寄れば、刊行は2008年末だそうですが、それって何年後のことなんでしょうね?