TrashyHeaven’sDiary

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ミスティック・ミュージアム

ミスティック・ミュージアム (HJ文庫)

ミスティック・ミュージアム (HJ文庫)

「よかろう。この世界を案内しろ、小僧」

19世紀、ロンドン。大英博物館にてレポートに取り組む大学生・ダドリーは、夜の博物館で赤い衣の少女と出会う。尊大な態度の彼女は、自らを神だと名乗り―――
何気に初HJ文庫でした。
まず、19世紀ロンドンという時代設定が魅力的で、その上、女神・アルダを始めとしたキャラクターたちも中々のもの。ストーリーの転がし方はちょっと弱いかなぁと思うものの、ミステリー的な設定をしつつもミステリーではないので、こんなものかという気がしなくも無いです。
地味だけど面白い、という作品の典型のような感じ。ラノベには珍しく、大学生が主人公だったり歴史上のあんまり有名じゃない人物が登場したりってあたりも好感触。あと、アルダは良いツンデレでした。