- 作者: 三上延,椎名優
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/11/10
- メディア: 文庫
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「俺はお前の気持ちがちゃんと聞きたい。ホントは帰りたくないんじゃないのか?」
姿を消し、復活の準備を進める「赤い目」。一方、直人は、王から「赤い目」を倒せば直人と綾乃の罪を許し、綾乃を〈王国〉へ返すと告げられる。直人と綾乃が未来に迷う中、飯見町では黄昏の校舎で少女と邂逅するという「赤い目」の悪夢が蔓延をはじめていた――――伝奇ホラー、最終巻。
面白かったです。はじめから、この長さのこの終わりを意識して作られていたのだなぁと感じました。
2巻辺りから、「舞台が教室じゃねーじゃん!」などと思っていましたが、最後の夢の舞台は学校で、そして、主人公達が教室の住人で―――学生であることに起因する悪夢で、良かったです。
綾乃をはじめ、キャラクターたちも素敵だったし、次のシリーズが楽しみです。ただ、地味なんだよなぁ……。