- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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「ぼろぼろでも、無力でも、私たちはまだ生きてる。そうでしょう? 温かいでしょう?」
軌道ステーション・望天で発生した事故。それによって分離され、宇宙を漂う第四セクターと、そこにドッキングした月往還船・わかたけ。誰もが見捨てたその残骸には、数多くの死体とともに、数名の生存者が取り残されていた……。
良かったです。長かったけど一気読み。
登場人物達が、単なる善人/悪人じゃなくて、二面性を持ってるのが良かったと思います。
色々専門用語は出てくるのですが、説明がわかりやすくて、そこで立ち止まることなく読み進められました。
ドキドキハラハラしっぱなし。こういうのこそ、実写映画とかやれよと。