- 作者: 榎本ナリコ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/05/12
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
「な、何してんの――――」
「べつに、きがえてるだけ。そんなつもりないなら ヘーキでしょ」
「………」
少し前に書店で見かけて、気になっていたんですが、遂に買っちまいました。帯の文句(ハッピーエンドでは 彼女たちを 物語りきれない。)と表紙絵が頭から離れなくなったんです。なんか、表紙の女の子と目が合っちゃって。
んで、結果。買って良かったです。
物語をハッピーエンドで終わらせるコトは、多分、バッドエンドで終わらせることよりも楽なんだと思います。そして、陳腐なハッピーエンドより、濃厚なバッドエンドの方が心に残り、糧となるような気がする。
全7話の短編集で、それぞれに、恋愛にすらならなかったワダカマリのようなモノと、暗い衝動とが、絡まるように描かれています――――と書いてみたものの、なんか違う気がする。この空気感を上手く伝えられません。
TAGROの「マフィアとルアー」とか鬼頭莫宏の「殻都市の夢」とかを読んでて好きなんですけど、それに似た雰囲気、かなぁ。