TrashyHeaven’sDiary

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フリーランチの時代

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

「……おまえが死んだら、ラヴカが泣いちまうだろう!」

5編を収録した短編集。
小川一水のSF、やっぱり大好きだなぁ、と毎度毎度言ってる気がしますが。「Live me Me」で涙ぐんだり表題作に笑ったり。でもやっぱり、一番傑作だったのは、『時砂の王』の外伝「アルワラの潮の音」でしょう。クトゥルフっぽい感じがしたり、燃える展開も泣かせる展開も青春も恋愛も短い中へ詰め込まれていて、すばらしかったです。