- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
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「そう――ここは黒祠なのですよ」
神道が国家神道に統一された影で、邪教とされながらも信仰され続けたもの――“黒祠”。
現代においてもその黒祠が信仰される夜叉島。そこへ行ったきり帰ってこない葛木志保の行方を捜す式部は、次第にその島の異常さを知ることになる―――。
非常に面白いミステリでした。宗教学に興味があるとより楽しめるかもしれません。
島の異様な雰囲気がひしひしと伝わってくる文章は、流石は小野主上といったところ。