TrashyHeaven’sDiary

主に読書記録とか

されど罪人は竜と踊る

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

「遺言は終まいか。では参る!」

剣と魔法のファンタジーを書きたかったのに、論理と物理を超越する魔法の存在がどうしてもゆるせなくって、科学的な根拠をしこたま詰め込んでみました、的な。魔力(咒力)を行使するのに、ここまで理詰めな小説ははじめて読みましたよ。
分子がどーのとかマグネシウムベンゼンが!とか、SFでもこんな科学用語頻出しませんよ。これでもかっていうくらいに読みにくい解説部分と、馬鹿らしい皮肉の応酬とが組み合わさったカオスな小説でした。
いや、面白いんだけどね。はやいとこ続きを借りよう…。